葉月庵の他装レッスンの特徴
新規の生徒さんに葉月庵を選んでいただいた理由の1つに他装を教えてくれるからということも多々あります。
通常の着付け教室は自分で着物を着ることができて、その後に人を着せることを学ぶことが多い気がします。私もそうでしたが、間違っていたら申し訳ございません。
そのプロセスは当然必要なことだと思います。確実に快適に着せられるようになるには自分で着られる方が回り道のようですが近道です。
人に着せると言っても、着付け師として実践的に仕事になるようになるには、ある程度の年月と費用、何よりもご本人の頑張りが必要です。
生涯使える技術を学ぶという目的の為には当たり前のことだとご理解下さい。
では、なぜ葉月庵では初心者に他装を教えるのか?という答えは、私は着付を家族にするという愛情の形と喜びを知っていただきたいからです。
元来、着物は日本の民族衣装。日常の着物は親から子供へ当たり前の様に技術は伝えられていたことだと思います。
衿が少しばかり曲がっていて、おはしょりちょっとだけふわふわみたいな、、おばあちゃんやお母さん、娘さんが着付けてくれた浴衣や着物の思い出も着物姿と共に尊いと思うからです。
他装レッスン受講生には母として娘として家族に着物を着せる愛情や幸せを味わって欲しいと思います。
ただ、家族に着付けをする場合でもご自身で着物を着たことのない人には教えていません。紐の位置や締め具合などわからないと思わぬアクシデントに繋がったりすることが考えられるからです。
成人式や婚礼はハードルかなり高いですから、前撮りだけとか、、ケースバイケースです。
ご家族の場合、着ている時間、着付けた人が近くに寄り添うシチュエーションが多く考えられますので、多少技術が甘くてもお直しできるということもお教えする理由の1つです。
着付をしやすいように工夫をしたり、あった方がよい道具はご用意いただきます。
このコースを習ったからと言って仕事として通用出来るわけではありません。仕事として着付を習いたい場合は着付師コースを受講ください。
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